化粧水は洗顔後に真っ先に肌に直接つける基礎化粧品であり、メイクをする、しないに関らずスキンケアの基本となるものです。肌に十分な水分を浸透させることで潤いが与えられ、ハリやツヤのある美肌へと導いてくれます。化粧水を効果的に使用するポイントについて紹介します。
肌質に合わない化粧水は意味がない
生まれ持った肌質や外部刺激、栄養や生活習慣などにより、人の肌タイプはいくつかに分けられます。自分の肌質をよく理解せずに化粧水をつけても効果が得られないだけでなく、肌トラブルの原因となることがあるので注意が必要です。
肌は一般的に「普通肌」「脂性肌」「乾燥肌」「混合肌」の4つに大別することができます。また、化粧品に敏感に反応してしまう敏感肌の人もいるでしょう。乾燥やテカりといった肌トラブルは、肌質に適した化粧水を使用していないことによっても生じることを理解しておきましょう。
脂性肌に保湿が必要ないというのは間違い
オイリーな肌質が特徴となる脂性肌や混合肌は、過剰に皮脂が分泌されることによって肌トラブルが起きやすくなります。テカりがあると保湿が必要ないように思いがちですが、肌内部の少ない水分を維持しようとして皮脂が過剰に分泌されていることを知っておく必要があります。
脂性肌や混合肌であっても十分な保湿は必要です。適切に化粧水を使用することによって肌のテカりや化粧崩れは徐々に改善されていくことでしょう。混合肌の場合は、TゾーンとUゾーンでスキンケアの仕方を変える必要もあります。
化粧水のつけ方
汚れた肌に化粧水を塗布しても悪影響を与えるばかりなので、化粧水を塗る前にはしっかりと洗顔することが大切です。肌に刺激の少ないマイルドな洗顔料を使って、指で擦らずに優しく洗い流しましょう。ぬるま湯を使用すると毛穴が開いて化粧水の浸透率がよくなります。
水気をタオルで押さえるようにして拭き取ったら、たっぷりと化粧水を塗布しましょう。コットンなどを使用すると繊維が肌に残ることもあります。手のひらに適量を取って少し温めてからハンドプレスするように肌になじませることが大切です。
敏感肌の人は注意が必要
化粧水によっては保湿成分だけでなく、アルコールや香料などの化学成分が配合されていることもあります。敏感肌の人にとっては、強い刺激となって赤みなどの肌トラブルの原因になることも少なくありません。
敏感肌の人はどちらかというと乾燥肌になりやすい傾向があります。刺激成分が入っていないオーガニックタイプで保湿性の高い化粧水を使用するようにするといいでしょう。
まとめ
化粧水は、美しい素肌づくりの第一歩となる保湿を目的に付ける基礎化粧品です。肌質によって使い分けすることが大切であるとともに、十分な洗顔の後にたっぷりと使用することがポイントとなります。化粧水に配合されている成分にも配慮するようにしましょう。