化粧水や乳液の説明書きには「適量を手にとり」などと書かれています。ところで、この「適量」がどのくらいの量なのかご存知でしょうか。もしかしたら、今まで使いすぎていた、少なすぎたかもしれません。こちらの記事では、化粧水と乳液の1回あたりの適量について解説します。正しい「適量」を知って、毎日のスキンケアに役立ててください。
1.化粧水の適量は?
化粧水の1回あたりの適量は「500円玉大」と言われています。直径が2.6cm、容量で言うと5ml程度です。わかりにくいと思いますので、一度測ってみると良いかもしれません。定規で直径を計る、スポイトなどで5mlを取ってみる、500円硬貨を手に持ってみるなどの方法があります。
ただしこちらはあくまでも目安ですので、少々のズレは許容範囲内です。手に取ったときにこぼれない程度、コットンを使うならコットンの裏側までしっかりと湿るくらい、と覚えておいても良いでしょう。化粧水のボトルを6~8回振ってみて、肌全体がもちもちと潤ってくるまでなじませます。化粧水の場合は、少し多めに出してしまっても問題ありません。間違えて多めに出してしまったら首筋やデコルテまで広げてなじませてあげるなど、調節すると良いでしょう。
2.乳液の適量は?
乳液の1回あたりの適量は「1円玉大」から「10円玉大」くらいとされています。1円玉の直径が2cm、10円玉の直径が2.3cmです。容量では1.5ml~2.5mlほどになります。手でつける場合とコットンでつける場合で若干量が異なります。手で乳液をなじませるなら、1円玉大、乳液のボトルを2~4回振って出るくらいの量が適量です。コットンを使用する場合には、10円玉大、乳液のボトルを5~6回振って出るくらいの量が目安となります。
乳液はつけすぎないよう注意が必要です。つけすぎることによって肌がベタつき、荒れてしまうこともあります。ただし、目元や口元などの乾燥しやすい部分は例外です。ほお、ひたい、アゴと順番になじませていった後、指先にほんの少し乳液をとって、目元や口元に重ね付けしていくと良いでしょう。そしてテカリやすい鼻についてですが、顔の他の部分に乳液をつけ終わってから最後につけます。もちろんベタつかない、潤う程度の量です。全くつけないと乾燥して、余計な皮脂を分泌し、結局テカテカしてしまいます。順番に注意して、ほおなどと同量乳液をなじませるようにしてください。
3.まとめ
今回は化粧水と乳液の1回あたりの適量について解説してきました。化粧水や乳液のように液状の基礎化粧品の適量というのは、硬貨の大きさに例えられることが多いです。ちなみにクリームなど容器から出したときに球状にできるものは「パール」や「さくらんぼ」、「マスカット」などに例えられています。適量の感覚を掴むために、実際に硬貨を手にのせてみる、じっくり観察する、大きさを測ってみるなどしてみても良いかと思います。感覚を掴めれば、日々のスキンケアにも迷いがなくなるでしょう。